IG Groupのリサーチ・アナリストDavid Choe氏によるマーケット概況。世界の経済データや要人発言等を踏まえた海外市場の最新情報を毎日お届けします。
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マーケット概況 毎日更新!海外の市場情報をいち早くキャッチ
配信日:2010年9月1日(水)(このレポートはロンドン時間午後4時(日本時間翌日午前1時)にIGMarketsのDavid Choeにより配信される「アフタヌーン株式概況」を日本語訳したものです。)
本日の米国市場は、市場予想を上回る中国と米国の製造業指数から投資家のリスクを取る動きにつながり、株式と商品市場に買いが入っているため大幅に値を上げています。
9月最初の取引は、中国の8月の製造業活動が51.7となり、ブルームバーグ調査のエコノミスト予想である51.5を上回るペースで拡大していることを示し、中国経済が依然として成長を続けていることを表す数字となっているため、堅調なスタートとなっています。
また、全米供給管理協会 (ISM) によって発表されたISM製造業指数は、7月の55.5から8月は56.3へ予想外に上昇し、一連の弱い製造業指標から先月エコノミストが予想した52.8を上回っているため、更なる好材料となっています。製造業部門は、去年の国内経済回復の主要な原動力と見られていることから、本日明らかとなった指標は、今年末にかけて国内の経済成長が続き、その過程で雇用状況の改善を期待する見方が再び持ち上がる可能性があります。
一方で、市場への影響はあまり感じられないものの、米民間部門の雇用数を表すADP雇用統計の8月の数字は予想外に1万人減となりブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値、1万5000人増を下回っているため、米雇用市場の不安定さを表しています。公式な国内の雇用統計は今週金曜日に発表されますが、市場では非農業部門の就業者数は10万人下落し、失業率は9.5%から9.6%に上昇すると予想されています。
ロンドン時間本日午後4時 (日本時間翌日午前0時) 現在、ダウ工業株平均はCaterpillar (CAL、前日比+4.57%) 、General Electric (GE、前日比+3.31%) の優良銘柄が主導し、245.44ポイント高い (前日比+2.39%) 10260.16で推移している他,S&P500種は28.93ポイント続伸 (前日比+2.68%) して1078.26、ハイテク銘柄の多いNASDAQ100種も55.39ポイント増 (前日比+3.04%) の1822.82となっています。
本日の為替相場では、豪の第2四半期GDP成長率が市場予想を上回った他、中国の製造業指標も国内経済には追い風になっているため、豪ドルが米ドルに対して最も値を上げており、1.55%高い1豪ドル=0.9060米ドルで取引されています。ユーロは、中国の温家宝首相が世界経済はユーロ経済を支える必要があるとの見解を示し、スペイン国債を引き続き購入することを示唆したため、対米ドルで1.17%上昇して1ユーロ=1.2835米ドルとなっています。尚、リスク欲の回復から米ドルの対主要通貨の値動きを表すドルインデックスは1.13%下落しています。
本日の商品市場では、軟調な米ドル相場により原油価格は1バレル=76ドルまで上昇し、銅価格は中国の製造業指標から3.21%続伸して1オンス=3.490ドルで取引されています。そのため、資源関連銘柄に買いが入っており、ダウ30種銘柄ではアルミニウム大手Alcoa (AA) は2.67%増、石油メジャーChevron (CVX) は3.16%高、S&P500種ではCliffs Natural Resources (CLF) が6.14%増、Massey Energy Company (MEE) も7.89%高で推移しています。
また、金価格は1トロイオンス=1255.05ドルと2ヶ月ぶりの高値をつけた後、利益確定売りが見られたため上昇幅が縮小して、1243.30ドルで取引されています。
本日この後注目されるニュースは、ロンドン時間午後6時 (日本時間翌日午前2時) にApple (AAPL) が発表する次世代のiTouch と iPodです。更に、同社が提供する携帯プレーヤーに改良を加えてテレビ番組の有料配信事業に進出するとの報道があります。Apple (AAPL) の株価は3%高い一株当たり250.40ドルで取引されています。
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